開発から生産までをトータルにサポート
特注・量産を問わない柔軟なシステムで、お客様のニーズにお応えします。
映画機材の製造・修理を行う会社として業務を開始した大友製作所。その後、映画用フィルムの現像機をはじめ、8ミリやテレビ用フィルムの現像機を製造してきました。映画用フィルム現像機は、個々のお客様ごとに最適化された特注製品として一台一台製造されています。大切な映像が撮影されたフィルムは、確実に、ミスなく現像をしなくてはならないもの。だからこそ、お客様のニーズを正確に具現化する、完璧な製品を製造する必要があるのです。そこで、製造時のミス防止や、効率よく、良質で品質の安定した製品の製造を実現するために、オリジナルの技術を開発。さらに、シンプルで実用的な機能を重視して、設計・製造しています。また、現像時にフィルムの安定した搬送性を実現するFLOAT TENSION DEMAND機構採用の「浮きローラー」や、フィルム表面を傷つけずに搬送する「エッジタッチローラー」などの独自の技術で、フィルムを確実にお客様にお届けしています。
店舗に設置される現像機「ミニラボ」の製造に求められるのは、高いパフォーマンスと安定した性能を維持しながら、コンパクト設計を実現すること。そして、ユーザビリティを重視した、人にやさしい設計であること。さらに、生産台数も多いことから、確かな量産技術・体制が必要となります。創業以来、映画用フィルムの現像機製造で培ってきた豊富な経験とノウハウ、独自の技術を活かし、昭和60年から、写真フィルム現像機「ミニラボ」の生産を開始。現在では、国内にとどまらず、世界中へと「ミニラボ」を送り出し、高い評価を受けています。また、医療用Xレイ自動現像機や、自動車の性能評価に使われる高速度撮影用自動現像機、大型自動現像機をはじめ、ペーパー自動複合機といったラボ周辺機器など、特注製品から大量生産製品まで、柔軟な生産体制で取り組んでいます。
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「新製品の開発にあたって、生産システムの試作から行いたい」「完全オーダーメイドで新たな試験機を造りたい」私たちは、そのようなお客様の声にお応えしています。フィルム現像機の製造で永年培ってきたノウハウにより、フィルム製造分野以外のお客様に対しても、各種機器・設備を開発・製造しています。高い精度での正確さが要求されるフィルム搬送で培った「搬送技術」やフィルム現像液処理で培った「ケミカル処理技術」、開発システム全体を独自開発のソフトウェアによりコントロールする「ネットワーク技術」、システムとの連動により機器制御の自動化を実現する「オートメーション技術」など数々の独自技術を駆使。それらの技術に加え、フレキシブルな生産体制により、半導体や液晶、メッキ加工などの製造工程で必要な「開発用機器」の製造を行っています。
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平成5年、私たちはミニラボの主力となる三芳工場において、品質保証の国際規格ISO9001を取得。その後、池袋本社を含めた全社でISO9001を取得し、国際水準の万全な品質管理体制を整えました。これにより、部品の受け入れから品質の出荷まで、すべての工程において細心の品質管理を実施。各工程において最高の品質を維持するための体制作りを行っています。この品質保証には、フィルム現像機の製造技術が、大きなノウハウとなって活かされています。また、IEの手法を取り入れることにより、より良い品質保証の仕組みや製造技術の向上にも努めています。
「RoHS指令」は、2006年7月から欧州で施行された、電気・電子機器に対する特定有害物質の使用制限に関するEUの指令。生産から廃棄・処分にいたる製品のライフサイクルにおいて、人の健康や環境負荷を最小限に抑えることを目的としています。輸出製品の製造を行っている当社では、 同指令に準拠した生産体制を確立し、環境負荷の少ない製品作りを行っています。
平成14年、品質の維持・向上と生産工程の効率化を目標に、「M-UP」活動を展開。従業員が自分たちの手で取り組む改善活動として、定期的に研修会や指導会、発表会などを実施。この取り組みは着実に成果を挙げ、ミスのない作業の確立や生産現場での問題点の早期発見など、品質の向上に大きく貢献しました。
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